<体操>泥臭い練習こそが勝利へと繋がっていく【東京五輪33競技】

ヤスオ

今日はダイナミックな動きが魅力である“体操”を取り上げたいと思います!

練習嫌いの神童を変えたもの

以前から体操選手として、注目していた方がいました。それは米田功さんです。

7歳から体操を始める。中学時代には中学総体制覇を皮切りに、清風高校時代にはインターハイで個人総合優勝。順天堂大学を経て徳洲会体操クラブに進み、全日本学生選手権、全日本選手権、NHK杯で2回の優勝を果たす。2000年のシドニー五輪ではまさかの代表落選を経験するが、2004年のアテネオリンピックでは日本男子体操のキャプテンとしてチームを牽引。団体で28年ぶりとなる金メダルを獲得し、種目別の鉄棒でも銅メダルを獲得。

出典:青木仁志オフィシャルサイト

なぜ注目していたかと言えば、以下の2点の理由からです。

  • センスだけで勝ち続けていたものの、ついに負けてしまった。
  • しかしそれを機に練習に打ち込むようになり、2004年のアテネオリンピックでは主将となって金メダル獲得に貢献した。

つまり、練習の必要性に気づいて、それから本当に努力をしたわけですね。
僕はそれを見ていてカッコいいなと思い、また注目するようになったんですね。

ここからわかることは、例え天才であっても練習や努力を怠れば、どこかしらのタイミングで必ず足をすくわれるということです。

裏を返せば、凡人であっても人一倍の努力で天才に勝つチャンスがあるということですね。

これは、スポーツの場面だけでなく、いろんな世界に共通していることだと思います。

なぜ体は自分の思い通りに動かないのか

今日は先ほどの米田さんと関係するお話をしたいと思います。

競技スポーツにおいて練習は欠かせませんが、なぜ必要となるのでしょうか?

個人としては技術や体力などを向上させてパフォーマンスを上げるためだったり、団体競技ならばチームワークを高めるためだったりしますよね。他にも練習する意味はたくさんあるはずです。

そんな中で最近、個人の練習でイメトレを重視する傾向にあります。理想的な動きをするためには、まず、頭で理解できていないとどうしようもないので、これは非常に大事なことだと思います。

しかし、イメトレをたくさんやって、頭でいくら理想的な動きがわかっていても、その通りに動かないことってありますよね?

これはなぜかと言えば、体の中で情報の変換が起こっているからなんです。

    脳内の思考(アナログ情報)
      ↓ ↑
脳からの指示↓ ↑動きの情報 ➡︎電気に変換して情報を伝えている(デジタル情報)
      ↓ ↑
    筋肉の動き(アナログ情報)

体の中では情報を素早くやり取りするために電気が使われています。電気は流すか、流さないかの2つしかないので、いわゆるデジタル情報になります。

一方、脳内の思考や筋肉の動きは当然2つの情報だけではないのでアナログ情報となるわけです。

つまり、体の中ではこの変換が2回行われる(アナログデジタルアナログ)ので、どうしてもその度に情報が変化してしまうわけです。

その結果「頭で考えた通りに体が動かない」ということが起こるんですね。

これを克服するには、練習を何千回も何万回も繰り返して、そのギャップを埋めていくしかないのです。

また、動きは通常連続して起こるものです。ある地点の動きが完璧に出来る状態だったとしても、その前段階で失敗してしまえば、連鎖的に失敗してしまいます。

さらに、例えその動きが一連の流れの冒頭部分であったとしても、競技に入るまでの心理状況や準備がいつもと違えば、冒頭から失敗することもあるわけです。

つまりポイントごとに、また全体を通してのイメトレや練習も必要になります。

非常に地味で泥臭い行動にはなりますが、これができるプレーヤーだけが一流選手になれるというわけですね。

もちろん単純な問題として、筋力や体力といったフィジカル的にその動きができないということもあるので、それはそれで鍛える必要があります。

有名な選手ほど、見えないところで人一倍の努力をしています。
先ほどの米田さんの場合は、2000年のシドニーオリンピックの代表選手落選がきっかけで、練習に打ち込むようになりました。そしてそれが4年後の団体金メダルへと繋がったわけです。

練習がいかに重要かがよくわかりますよね!
理想の動き、良い結果を得るためには必要不可欠なのです😌

ヤスオ

米田さんだけでなく、練習にしっかり打ち込んでいるすべての人に対して敬意を表したいですね💡

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