<野球・ソフト>彼らは究極の世界で戦っている【東京五輪33競技】

ヤスオ

今日は、日本でも人気のある“野球”、北京オリンピックで金メダルを取り注目を集めた“ソフトボール”についてお話ししたいと思います!

18.44mで繰り広げられる究極世界

経験者であればすぐにわかる数字かと思いますが、ピッチャーマウンドからホームベースまでの距離ですね。

なぜこんな中途半端な数字かと言えば、野球発祥の地、アメリカでは距離の単位がフィートだからです。ではフィートで表すとどうなるかと言えば60.6フィートです。6インチ中途半端ですね…

実はこれ製図屋さんがルールを印刷する際、0インチと6インチを見間違えたためだとか。
それでもそのまま使われ、今もこのルールが続いているということです。
なんともアメリカらしい感じがありますよね😅

そんな18.44mですが、実はとんでもない世界ということをご存知でしょうか?

というのも体の機能上、自分自身の動きをちゃんとコントロールできる最短スピードはおよそ0.5秒と言われています。それより短くても反応はできますが、意図した動きはできないのです。

計算してみると、ピッチャーがボールを投げた時、そのスピードが133km/hだと18.44mの距離を約0.5秒で移動します。つまり、理論上それより速い球速の場合、バットには当たらない、あるいは反応できて当たったとしても意図的に当てたわけではないということになります。

しかし、プロ野球の世界ではそれ以上のスピードが当たり前です。
また、バッターの方もバットに当て、ヒットにしたり時にはホームランにしてしまうのです。

それができる理由を考えると以下のことをやっているのではないかと推測できます。

  1. 本当に反射神経が良くて0.5秒以下でもボールをさばくことができる
  2. ピッチャーがボールをリリースする前に配球を読んで行動に移している
  3. ①、②のどちらも

ただ、どちらにしてもコンマ何秒の世界です。

0.1秒タイミングがズレればもうバットには当たりません。
それゆえ、プロ野球選手とは言え空振りをしてしまうのも無理はないのです。

むしろ本来それが普通であり、ヒットやホームランにしてしまうのは、たとえ偶然であっても凄いことなのです。

ちなみにバッティングセンターに行くとスピード上限が130km/h〜140km/hのところが多いです。
上の理論に当てはめた時、経験者であっても対応できる限界くらいだからですね。
初心者であれば、まずボールに当てることも困難となるでしょう😓

ソフトボールはさらに短い距離

ソフトボールになるとピッチャーマウンドとホームベース間は13.11mと、さらに短くなります。

球速は100km/hと野球に比べるとだいぶ遅くなりますが、先ほどと同様に計算してみると、0.5秒かからずにキャッチャーミットに収まることになります。
また、距離が短く、体感的にとても速く感じるため、総合すると野球の150km/hに相当するとも言われています。

特に2008年の北京オリンピック大会では、日本のエースである上野選手が時速120km/hを超える投球を行いました。
この場合キャッチャーミットまで0.4秒もかからないので、バットに当てるのも一苦労でしょう。
話題となった投球数や連投もそうですが、このスピードもまた日本に初の金メダルをもたらした1つの要因だと思っています。

以前、テレビでソフトボールの投手とプロ野球のバッターが対戦する企画がありましたが、野球とは軌道も違うこともあって、プロ野球選手でも次から次へと、空振りをしていました。

ソフトボールは野球以上に凄まじい世界かもしれないですね😲

ヤスオ

今回はピッチャーマウンドとホームベース間の狭い話題となりましたが、これ以外にも野球・ソフトボールには多くの魅力がありますよね!

僕自身も野球が好きなので、今後もいくつか記事を書いてみたいと思います💡

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