今日は、記憶の仕組みについてわかりやすく解説していきたいと思います😀
<感覚記憶・短期記憶・長期記憶の関係図>
感覚記憶
まず、記憶の入り口になるのが、この感覚記憶です。
感覚記憶は、目で見た情報や耳から仕入れた情報などを一時的に記憶するものです。
つまり五感に関係する記憶ですね。ただ、一時的と言ってもせいぜい1秒程度と言われています。
では、どこで記憶しているのかと言えば、結局のところ脳の領域です。
例えば、目で見たものは、眼球の奥にある網膜で電気信号に変換されます。
そしてその情報は脳に送られ、そこで見ているのです。
このスピードがあまりに速いので、目で見ているような感覚になりますが、あくまでも見ているのは脳そのものなんです。
他の五感に関しても同じことが言えます。
ここでの記憶を高める方法については以下の記事が参考になるかと思います。自分がどのタイプかを知るだけでも面白いですよ⏬
短期記憶
感覚記憶の次にあるのが短期記憶ですが、全ての情報がここに移動するわけではありません。
例えば、私たちが起きている時は常に情報が目に飛び込んでくる状況にあります。
これをいちいち全て記憶していたらメモリがいくらあってもパンクしてしまいますね?
そこで感覚記憶で仕入れた情報のうち、自分が興味を持った情報(=注意が向いた情報)だけをこの短期記憶にストックするのです。
この短期記憶に関係するのは海馬という場所です。まさに形が海馬(=タツノオトシゴ)に似ているのでそう名付けられていますが、ここでの記憶は長くとも30日と言われています。
そのため、短期記憶という風に呼ばれているんですね。
また、ここでの領域で大事なのはエビングハウスの忘却曲線です。
おそらく一度は見たことあると思いますが、意外と間違った解釈をしている人も多いので記事にしてあります⏬
長期記憶
最後にあるのが長期記憶です。
この領域の記憶は半永久的、しかも無限に覚えられると言われています。
私たちの脳は生きることに直結することは本能的にあるいは確実に記憶をします。
逆に不要なものはどんどん忘れるようにできています。
残念ながら学校での授業や職場での仕事というのは、そのほとんどが生きることとは無関係です。
そのため、どんどん忘てしまうのです。
そこでリハーサル(復習)が必要なんですね。
繰り返し特定の情報を扱うことで「これは生きていくために必要なんだ」ということを脳に認識させるんです。つまりは脳をだます作業をするんですね😁
まとめ
- 感覚記憶に入ってきた情報のうち、注意が向いた情報だけを短期記憶に転送する
- 短期記憶のうち、何度も繰り返す情報だけ長期記憶に転送する
- 長期記憶に入った記憶は、半永久的、無限に覚えられる
以上、簡単ではありますが、記憶の概要になります。少しでも理解していただけたら幸いです😌
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