茨城県で1泊2日の農業体験【3月28日はグリーンツーリズムの日】

こんにちは、ヤスオです。

3月28日は”グリーンツーリズムの日”だそうです😀

グリーンツーリズムとは?

農山漁村地域において、自然・文化・人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動のことで、その振興と発展が目的。

出典:雑学ネタ帳

だそうです💡

そんなわけで今日は、僕が実際に行ってきた「茨城県での農業体験」についてまとめてみました!

【いきさつについて】

興味なければここは飛ばしてもらって結構です(笑)

元々僕は旅が好きなんですけど、ただ観光するだけでなく+αを求めることが多いんですよね。
例えば「観光+マラソン大会」とか「観光+ボランティア」みたいな。

そんな中でちょうどこの「茨城県での農業体験」という良い意味でちょっと風変わりな企画を目にする機会がありまして参加してみようと思ったんです。

ちなみに、この企画が募集されていたのはSAGOJOというサイトです。

出典: SAGOJO

簡単に説明をすると、旅をしながら地域密着の仕事を提供してくれるサイトなのです☝️

正直、求人自体はまだそこまで多くないのですが、今回のように普段できないような体験ができたり、旅人特有の求人があったりしてなかなか面白いですよ♪

興味あったら、”旅人”登録してみてくださいね😁 ▶︎▶︎▶︎ SAGOJO

茨城県は農業大国

茨城県って実は農産物の生産額を見ると、北海道に次いで2位というまさに”農業大国”なんですよ! 

都心からアクセスしやすいことも考えれば、この体験型観光が組まれるのも納得です☺️

今回は1月18日(土)〜1月19日(日)の1泊2日のプランでした。

見てもらえばお分かりかと思いますが、もう本当に盛り沢山な内容でした!

▼1日目
1月18日(土)
08:35 常磐線/水戸線/上野東京ライン 友部駅 集合
09:15 日本農業実践学園にて干し芋加工体験
12:00 昼食
13:00 田おこし体験
16:30 農家の方のお話や、現地の方との交流会、夕食
19:30 1日目の体験終了
    日本農業実践学園の研修棟にて宿泊 

▼2日目
1月19日(日)
09:00 日本農業実践学園出発
10:00 木の里農園で有機農産物の生産現場を見学
12:45 昼食
15:00 米平パイロットファームで黒毛和牛の肥育牧場を見学
17:15 常磐線/水戸線/上野東京ラインほか 水戸駅 解散

<1日目>

日本農業実践学園にて干し芋加工体験

初日お世話になったのは日本農業実践学園です。こちらは、野菜だけでなく、お米や畜産など非常にたくさんの経験が積める学校です💡

そんな中で今回体験したのは干し芋加工でした。

ほぼ一日中作業を行い、隙間の時間を使ってトラクターの田おこし体験もできましたよ😁

干し芋加工は皮むきからパッケージまで全て一通り体験することができました!

↓スライスの様子

↓乾燥した芋をピックアップする作業

↓完成品がこちら。お土産として1人3パックも貰えました!ありがたや☺️

干し芋加工で大変なことが2つあるそうです。

  • 温度管理
  • 機械化が難しい

温度管理がなぜ大変かと言うと、芋は10℃以下で腐ってしまうが、15℃以上で芽が出てしまうからだそうです。

2点目の機械化が難しいという意味は、機械化すると効率が悪くなる、つまり歩留まりの問題が発生するそうです。物理的にできないわけではないということでした。この仕事ならではの問題ですね。

しかし、逆に人手が掛かるからこそ商品自体に価値が出て、高く売ることができるそうです。

こういったちょっと不思議な部分も含めて良い経験ができました。

夕方からは、実際に農業を営んでいる方を招いての講演会、そして夕食(懇親会)でした💡

  • 茨城県は農業に適した素晴らしい風土を持っている
  • 就農にあたってのサポート体制が整っている
  • 販路拡大の大変さや天災で苦労することはある

など、生の声をたくさん聞くことができました。
夕食もそういった農業にまつわる話題を中心にとても盛り上がりましたね✨

そんな感じで初日の体験は終了しました。

<2日目>

木の里農園で有機農産物の生産現場を見学

2日目にまず訪れたのは、木の里農園でした。

こちらでは昔から有機栽培を行っており、たくさんのメリット、デメリット、農業全体の課題などをお話していただけました。

①茨城は風土が良い
→基本的に何でも育つ、何でも育てられる

②多品目にすれば自給自足が可能
→また、害虫から被害を受けても多品目であればダメージは少ない(リスク分散)
 しかし、一方で様々な機械を導入しなければならないので、経営(利益を出すの)は大変

③害虫がいてもいい
→自然なものを利用して作物を育てるのが有機栽培

④普通のやり方でも、有機栽培に近づけることはできる
→以前より農薬の影響が少なくなったため

⑤若者がどんどん離れている
→耕作放棄地も増える一方なので現状を変えたい

また、独自の取り組みとして、昔から野菜の宅配ボックスを展開しているそうです。
家庭菜園の代行をするようなイメージで行っているみたいです。

始めは営業をやってる暇がなかったそうですが、口コミで徐々に広がっていったということです。
結果的ではありますが、なかなか凄いことですよね😲

また、「見方によっては毎月、強制的に野菜を届けることになる。スパルタみたいな(笑)それでもそれを越える良い品質のものを届けたい」

というちょっとユニークな発言もされていたので印象的でした😁

米平パイロットファームで黒毛和牛の肥育牧場を見学

昼食を挟んで2軒目に伺ったのは、米平パイロットファームです。

1日の仕事の流れであったり、この仕事ならではの大変さなどを教えていただきました💡

①先行投資がかなり必要
→利益が出るようになるのも結構先

②朝はそんなに早くなくても良い
→ゆったりとした生活スタイルが可能

③牛はかなりデリケート
→暑さに弱く、風邪も引きやすいため体調管理が大変

④牛の成長に合わせて3回餌の内容を変える
→はじめのうちは風邪などの予防でビタミンを混ぜるが、途中で肉にサシを入れるため、その量を減らす

⑤茨城県の同業者は仲間意識が高い?
→同業者で情報を共有したり、助けあったりするので他県より共存共栄の意識が高いかも

今は4人いる娘さんのうち1人と一緒に仕事をされているとのこと。

僕自身、この仕事はかなり年がら年中忙しいイメージを持っていましたが、上記にもあるように「割とゆったりとした生活スタイルも可能」というのは新鮮な感じでした。

それでも牛自体がとてもデリケートな分、そこにはかなり神経を使っていることが伺えました。

そういった感じでこちらでの見学も終え、農業体験はお開きになりました😄

まとめ

普段できない体験や聞くことのできないお話など、とても有意義なひとときを過ごせました😌

参加者の中には今回の体験を通じて就農を考えている方もいたようです。

また、この企画自体も定期的に行われているようですので、興味のある方は冒頭でご紹介したSAGOJOなど普段からチェックしてみてはいかがでしょうか?

では、今日はこの辺で失礼します😀

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